2002/06/14: 2002年 FIFA ワールドカップ日韓大会 004
注目のF組 (結果)
- 6月 2日 イングランド 1 - 1 スウェーデン (埼玉)
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- 6月 2日 アルゼンチン 1 - 0 ナイジェリア (茨城)
予想通りにアルゼンチンの勝利。ナイジェリアは序盤のカヌの負傷もあり調子が出ず。アルゼンチンはバティのゴールで勝ったものの1点止まりで攻撃陣の爆発はなく、次戦へ暗雲が立ち込めていたと言えよう。
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- 6月 7日 スウェーデン 2 - 1 ナイジェリア (神戸)
いまいち調子の出ないナイジェリアをスウェーデンが撃破。
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- 6月 7日 アルゼンチン 0 - 1 イングランド (札幌)
序盤はイングランドがアルゼンチンの攻撃をよく抑えていた。オーウェンのすばやい動きでイングランドはチャンスを作っていったが、PKでベッカムが先制。その後、固く守るイングランドに対し、アルゼンチンの攻勢が続くがゴールを割ることができなかった。
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- 6月12日 スウェーデン 1 - 1 アルゼンチン (宮城)
スウェーデンの固いDFに対しアルゼンチンは攻撃を続けるもなかなか得点できない。フリーキックからスウェーデンが幸運にも先制。アルゼンチンはPK失敗後のフォローをクレスポがうまく決めるが、もう一点が足りなかった。
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- 6月12日 ナイジェリア 0 - 0 イングランド (大阪)
やる気のないナイジェリアに対し、イングランドは固く守りながら攻める。両者決定的なチャンスをあまり作ることができないまま、ドロー。つまらない試合であった。
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- 感想
やはりというか、アルゼンチンの華麗なパス回しから繰り出される攻撃力は欧州の固い守りになかなか効果をあげることはなかった。いまいち調子の上がらないナイジェリアは目も見張る活躍をしない中で、他の3国はナイジェリアからいかに勝利して、他の国とはいかに引き分けるかという勝負となった。が、アルゼンチンだけはイングランドに負けるという失態をしてしまった。固い守りと効果的に得点できた幸運なスウェーデンがF組を1位で通過した。優勝候補であったイングランドとアルゼンチンは2番手となり、より幸運であったイングランドが1次リーグを突破した。アルゼンチンには2つの固いDFを持つ欧州国と戦わなければなかった不運もあり、その潜在力を出し切ることができず、ワールドカップを敗退することになった。
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- スウェーデン
何故かしらうまく得点できてしまって1次リーグ突破。F組の台風の目となったと言えよう。
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- イングランド
ベッカムにオーウェンと攻撃陣の役者は揃ってはいるが、その得点力は決勝トーナメントに不安を残す結果だった。アルゼンチンよりは運がよく、1次リーグを突破できた。
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- アルゼンチン
優勝候補の第1と見られるも、死のF組の餌食となってしまった。好調だった南米予選から方針を変えて、バティをFWに置き、クレスポを控えにしたのが原因なのか、バロンに始まって攻撃陣の歯車がおかしくなってしまい、2点しか得点を取ることができず、1次リーグ敗退。
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- ナイジェリア
F組の台風の目になるはずが、単なる獲物となってしまった。