2001/12/02: FIFA ワールドカップ日韓大会(予想)

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日本の活躍の予想

Ｈ組グループリーグ

6月 4日 18:00 日本 0 - 1 ベルギー (埼玉)
日本はベルギーの堅守を攻めきれず、後半の失点で負ける。
6月 5日 15:30 ロシア 3 - 0 チュニジア (神戸)
終始ロシアが優位に試合を進め大勝。チュニジアの組織的なサッカーはロシアには通ぜず。
6月 9日 20:30 日本 2 - 2 ロシア (横浜)
日本は開始早々１点先取。攻撃的なロシアに対しシーソーゲームを続け、引き分けに終わる。 １敗している日本は攻撃的に。ロシアは引き分け狙いで当初守備的だが１点ビハインドで攻撃的に。
6月10日 18:00 チュニジア 1 - 0 ベルギー (大分)
ともに決定力を欠きながら、運に恵まれたチュニジアが１点を入れて勝利。 １敗しているチュニジアは攻撃的、１勝しているベルギーは守備的。
6月14日 15:30 チュニジア 0 - 2 日本 (大阪)
日本はどうしても勝たなくてはいけない一戦と士気が高まり、決定力のないチュニジアのＦＷ陣の助けもあり 0 - 2 と大勝。 予選突破を狙いに攻撃的にいったチュニジアの守備の穴を付けたのが勝因。 双方攻撃的。
6月14日 15:30 ベルギー 0 - 0 ロシア (静岡)
両者の堅い守備陣を双方崩せず、スコアレスドロー。 ロシアは引き分け狙いで守備的。ベルギーは当初は守備的だが日本が得失点差で上回ってしまったので攻撃的に。

Ｈ組	勝	分	負	勝点	得失点差
１ ロシア	1	2	0	5	+3
２ 日本	1	1	1	4	+1
３ ベルギー	1	1	1	4	0
４ チュニジア	1	0	2	3	-4

んな感じで、日本が予選突破する場合は得失点差が鍵になるね。 ロシア以外の国には２勝する力はない。とにかくどこかに２点差で１勝しないとダメ。

決勝トーナメント

決勝１回戦
6月17日 20:30 トルコ 1 - 1 PK 日本 (神戸)
調子の上がらないブラジルはＣ組２位で、トルコがＣ組１位でくる。
日本はトルコの猛攻に対しなんとか 1 - 1 で分け、PK 戦で勝利。
準々決勝
6月21日 15:30 イングランド 3 - 1 日本 (静岡)
イングランドはＦ組２位。フランスを破り準々決勝へ。
日本は序盤に２点失い攻撃的に出るも得点がなかなか決まらず。終盤１点返すのみで終わる。

決勝トーナメント結果

［Ｅ組１位アイルランド］━━┓
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓
［Ｂ組２位パラグアイ　］──┘　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓
［Ｇ組１位イタリア　　］━━┓　　┃　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　┃
［Ｄ組２位ポーランド　］──┘　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓
［Ｂ組１位スペイン　　］──┐　　　　　│　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　│　　┃
［Ｅ組２位ドイツ　　　］━━┛　　│　　│　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　┃
［Ｄ組１位ポルトガル　］━━┓　　┃　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　　　　┃
［Ｇ組２位クロアチア　］──┘　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━［優勝　イタリア］
［Ａ組１位フランス　　］──┐　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　　　　│
［Ｆ組２位イングランド］━━┛　　┃　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　│
［Ｃ組１位トルコ　　　］──┐　　│　　┃　　│
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　┃　　│
［Ｈ組２位日本　　　　］━━┛　　　　　┃　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛［２位　イングランド］
［Ｆ組１位スウェーデン］━━┓　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　│
［Ａ組２位デンマーク　］──┘　　│　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛
［Ｈ組１位ロシア　　　］──┐　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛
［Ｃ組２位ブラジル　　］━━┛


［３位決定戦］
　　［３位　ポルトガル　］━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　┣━━［３位　ポルトガル］
　　［４位　ブラジル　　］──┘　

順当な結果を狙ってない予想なのであしからず。日本は８強だよ(^^)

注目のＦ組

6月 2日 14:30 イングランド 1 - 1 スウェーデン (埼玉)
互角の戦いで引き分け。
6月 2日 18:30 アルゼンチン 2 - 1 ナイジェリア (茨城)
アルゼンチンが終始優位に立ち勝利。
6月 7日 15:30 スウェーデン 0 - 0 ナイジェリア (神戸)
両者堅い守りで得点できず、スコアレスドロー。
6月 7日 20:30 アルゼンチン 1 - 2 イングランド (札幌)
因縁の対決はイングランドの勝利。
6月12日 15:30 スウェーデン 2 - 0 アルゼンチン (宮城)
アルゼンチンはイングランド戦での敗戦を引きずってスウェーデンに大敗。
6月12日 15:30 ナイジェリア 1 - 1 イングランド (大阪)
イングランドは攻撃的にいくも攻め切れず引き分け。
結果
１位　スウェーデン１勝２分０敗 勝点５ 得失点差+2
２位　イングランド１勝２分０敗 勝点５ 得失点差+1
３位　アルゼンチン１勝０分２敗 勝点３ 得失点差-2
４位　ナイジェリア０勝２分１敗 勝点２ 得失点差-1

大会雑感

　優勝はイタリアかポルトガルかな。優勝候補の一角のアルゼンチンは意外と欧州の堅い守備陣相手に失速してしまいそう。 そんで、フランス大会のオルテガのヘッドバッドみたいな感じで終わると(^^) フランスは強くてもイングランドに負ける。ブラジルは南アメリカ地区予選と同様あまり勝ち進めない。 とにかく、韓国で順当に勝ち進んだ国の優勝の確率が高い。

　日本は従来の堅守に加え、攻撃力が加わったので結構いいところまでいくのではないかと思う。 日本の堅守が世界の強豪チーム相手に失点するのは、格下と思われてパワープレイをされて、それに守備的に対処してしまうからであろう。 どんな堅守でも失点するときには失点するし、当たりも高さもない日本の堅守は特にパワープレイに弱い。

　前回フランス大会みたく守備的に行くと、点は取られにくいかも知れないが逆に点取れずに終わるだろう。 それで、必要以上に攻撃的にいくとジャマイカ戦みたく運悪く大敗する。３敗してもいいから、各試合１点は点を入れて欲しいところである。

　お隣の国、韓国は予選落ちするんではないかな。 Ｄ組２位で行く可能性もあろうけど、決勝トーナメントはイタリアかクロアチアでそこで終わりそう。 ま、日本が決勝トーナメントに行く確率も韓国が行く確率もほとんど同じだからなんとも言えない。

直感による日本の対戦相手の戦力分析

Ｈ組グループリーグの戦力分析

ベルギー

守備はベルギーの方が上だが攻撃は日本の方が上。 ホームであるし、守備がミスしなければ引き分け以上を望める。 ミスすれば負ける。日本にはぜひ勝って欲しい相手である。

ロシア

総合的にロシアが強い。ロシアは決定力不足な面もあり、日本の守備で無失点のゲームもある程度望めるが、失点は確実と見た方がいい。 日本が失点に対しどれだけ得点で穴埋めできるかが勝敗を決める。 フランス大会以前の代表では勝てないと思うが、今の代表であれば勝つのも夢ではない。

チュニジア

チュニジアは組織力で堅い守備を武器にしていているチームだから、タイプ的に勝てると思う。 勝てるかどうかは日本の攻撃陣の決定力だけだろう。 日本が試合を大体支配すると思うが、なかなか得点できないようだと 0 - 1 で負ける。

日本

高い組織力による堅い守備と早いパスワークによる攻撃力が武器。 身体的能力が低く、体の強さも高さもないというところが欠点。 最近の試合で、フランス、ナイジェリア、イタリア相手に得点を決めているから、決定力という点では問題ないと思う。 後は、早いパス回しが単なるパス回しになるのではなく、スペースを作る（相手の動きに影響を与える）パス回しにできれば強豪相手でもなんとか戦えるチームとなるのだが。
[期待の選手]
1. 柳沢：今の日本代表のＦＷ１番手。 積極的にゴールを狙うようになってようやく一人前のストライカーとして成長したと言えるが、Ｊリーグでのゴール数は物足りない。
2. 中田：世界のトップレベルの選手と対等に渡り合える唯一の人材。パルマではチームで孤立し活躍もあまり見られないが、相手チームには危険度 No.1 の選手として恐れられている。
3. 森島：ワールドカップで日本人で誰が一番得点するかと言えば彼だろう。小柄な彼を止められる大型選手はあまりいない。
4. 小野：名波が怪我で欠く中、数少ない世界で通用する攻撃型ＭＦ。フェイノールトでは期待は大きいがあまり信用されていない売出し中の選手ってところ。
5. ＤＦの皆さん：３バック、５バックを担う皆さんのミス一つで日本は撃沈する。

決勝トーナメントの戦力分析

決勝トーナメント１回戦

Ｈ組はＣ組と当たる。可能性としてはブラジルかトルコ。
• ブラジル
  序盤にパワープレイされて、日本は前半で戦意喪失して大敗するのは確実。 よく守れても 0 - 1 で負けるだろう。決勝トーナメント１回戦で当たったら終わりと見ていい。 勝つにはゴールキーパーのファインセーブでなんとか 0 - 0 に抑えて、最後の１０分ぐらいで得点、そして、逃げ切りというパターンしかないと思う。
• トルコ
  予選でロシアに得点ありで引き分けできるような試合運びを日本ができるのであれば、トルコにもなんとか対等に相手できると思う。 もし、予選でロシアに勝てたのであれば、トルコにも勝てるだろう。
• 中国
  まさかではあるが、中国が来てしまった場合、その中国は底知れぬ力を持っているであろうから、日本には勝てそうにない気がする。 そして、中国に負けたら本当に間抜けである。日本サッカー史上最悪の汚点として残るに違いない。

準々決勝

Ａ組、Ｆ組の勝者が来る。可能性はフランス、イングランド、アルゼンチン、スウェーデン、ナイジェリアである。 このどの国にも勝つ力は日本にはないのは言うまでもない。
• フランス
  まずは勝てない。失点は覚悟しないといけないから、後は、どれくらい得点できるかである。 柳沢、中田、森島らがどれだけ得点できるかに掛かっている。２点入れることができれば、PK戦に持ち込めてあわよくよければというところ。
• イングランド
  フランスと同様。Ｆ組の試合で主力が怪我とかいうのでない限り大敗して負けるだろう。フランスよりも歩が悪そうな気がする。
• アルゼンチン
  Ｆ組ですっかり調子を落としていたら、ひょっとしたら勝てるかもしれない。 個人技勝負の国は欧州の堅い守りの中で攻撃陣の調子をいかに狂わせられるかが勝負である。
• スウェーデン
  １点も入れられず負ける。フランス、イングランドに比べて相性が悪い気がする。
• ナイジェリア
  日本が準々決勝まで来られれば、案外、ナイジェリアとは互角に戦える だけの精神的な柱というものを得てるに違いないので、勝てるかも。 個人技でやられるか、組織力で勝つかどっちか。

準決勝

準決勝はＡ組、Ｃ組、Ｆ組、Ｈ組の勝者相手で既出。

決勝

ここまで来たらもう夢と思うしかない。当たるのはドイツ、イタリア、ポルトガルのどれか。 どのチームも決勝までくるだけに調子がいいだろうから、日本に万が一つにも勝つ可能性はない。

最後に

　決勝戦が日本対韓国だったら興ざめ。ワールドカップ史上最悪の大会ということになるね(^^; すくなくとも、日本か韓国どっちかが決勝まで来たら、他の国の調子が悪かったとしか言いようがない。