2006/05/27: FIFA ワールドカップドイツ大会(予想)

2006年 FIFA ワールドカップ日韓大会(予想)

日本のいる F 組分析

各国分析

　F組はブラジル、クロアチア、日本、オーストラリアと確実に勝ち点を取れるような弱い国がいないかなり厳しい組だ。ブラジルが抜けてはいるけど、堅い守りのクロアチア、スピードをいかした組織的な日本、チーム構築力に優れるヒディンク監督のオーストラリアとどれもそれなりの怖さを秘めている。

ブラジル：

　世界一の才能の宝庫であるブラジルの攻撃力は破壊的だ。選手はテクニックが優れているだけでなくフィジカルも備え、欧州国相手にフィジカルでごりおしされて劣勢に陥ることもない。守備は多少弱いが、攻撃的な選手で構成されているから仕方がないこと。ここ近年、ブラジルが世界最強になってるのは、欧州国相手にも対応できるフィジカルの強い選手が揃っているからだと思う。逆に、フィジカルの強い選手が大半を占めてしまって、確かに個人技はあるものの創造的な攻撃を組み立てられる選手が少なくなってる気がする。ロナウジーニョは今現在の世界最高のサッカー選手であり、超人的なテクニックの持ち主と言われているけど、実際は、テクニックはあるもののフィジカルで押し切れているからこそ活躍できている面もある。南米のアルゼンチンは、南米の中ではフィジカルで優位に立っていて、南米での中で限定すればブラジルよりも安定した強さを発揮出来てはいるけど、逆に欧州国相手になるとフィジカルで優位に立てず、欧州国が得意とする強いフィジカルでぶつかり合う試合をしてしまって、そのテクニックを生かせず、あまり勝ちきれないという傾向にあるけど、そのアルゼンチンの運命をブラジルも追いそうな危惧がある。でも、世界一のサッカー選手の発掘場なだけに、フィジカル志向による低迷を乗り越えるとは思う。監督は優れてはいるが、これだけ才能恵まれた多くの選手を組織的にまとめるのは困難であり、どこまで個性揃いの選手をチームにフィットさせられるかが鍵だろう。

クロアチア：

　F組の中で守備最強の国。欧州予選ではスウェーデンの攻撃力を抑えて勝ち、１位で通過した。ただ、その守備力は強いフィジカルが基盤になっているものだから、テクニックとパスワークで崩していくブラジルにはあまり通用しないと思う。また、スピードとパスワークで攻撃していくる日本にも守備の面では後手を踏みそう。ただ、同じフィジカルを全面に出すオーストラリアには終始優位に戦え、確実に勝つと思う。クロアチアは守備力だけでなく、テクニックを持った攻撃の選手も揃っていて攻撃力もそこそこはある。ただ、中盤を組み立てるクラニチャルは若く、老獪なブラジルのDFや日本の数的有利を利用した巧妙な守備を打開するのは難しい。サイドやFWの選手の個人技がどこまで通用するか次第だろう。

日本：

　中盤の選手はテクニック溢れ、中盤に関してはF組随一（ブラジルは全体的に攻撃的意識が強く、むしろ中盤はバランスを保つのが優先で、日本より中盤の展開力は弱い)。FWは決定力がなく、フィジカルも弱く頼りにできない。FWは得点を決めるというよりは攻撃を有利にするためにすばやく動き回り、一方、守備もしっかりやることを目指している。DFは数的有利を利用した守備でなんとか世界レベルに対応しているという程度で心許ない。中盤の細かいパスワークとスピードを生かした手厚い攻めで相手を翻弄していく攻撃は脅威である。監督のジーコは鹿島時代を含めて長く現役のサッカー選手として活躍しており、その経験に裏打ちされた優れた実戦指揮力を持つが、チームの組織を構成する能力はほぼない。チームの組織作りは各選手に依存し、守備では宮本、攻撃は中田が担当している悲惨な状況。外国人のメンタルだと崩壊しそうなこの状況だが、バランスを重視する日本人だからこそなんとかなっている感じであろう。攻撃に関しては各選手の力に依存はしているが、中田、中村と攻撃をうまく組み立て、フィニッシュまで繋げる創造性のある選手が揃っているのが強みか。激しいプレスには弱い面もあるけど、中田が厳しい局面でもキープし攻撃を組み立て、ゴール前では中村が決定的なシーンを演出するバランスのよい構成を持つ。一見、ぼろぼろな戦力構成だが、南米スタイルのサッカーで、フィジカルを重視した欧州サッカーには相性がいいから、このグループでは優位に戦えるだろう。

オーストラリア：

　選手は国外でプレイする選手ばかりで、また、代表チームに集まって戦うことがほとんどなく、まとまりという点では最弱である。欧州の有力クラブに在籍している選手が多いが、各ポジションでの優れた選手という水準止まり。知名度の高い名選手もいるが、ピークを過ぎていてそれほど脅威にはならない。もう少し早くＷ杯に出ていればという面もある。攻撃には優れた選手が多いが、守備はレベルが低くバランスがいいとは言えない。クロアチアが守備と攻撃の人材がバランスよく揃っていることを比較すれば、致命的でもあるし、守備力はＦ組の他の国の攻撃を止めるにはもとない状況ではあるし、優秀であっても海外組がゆえに代表として一緒にプレイする機会が少ない攻撃陣も機能するかは疑わしい。しかし、ヒディンクにより攻守に渡って合理的なシステムが構築されていれば脅威にはなる。ただ、ヒディンクがオーストラリアを指揮する時間が短かかったため、それほど期待は持てない。潜在的には欧州中堅国程度の強さを発揮するだろうが、その潜在性が発揮されるかは実戦になってみないと分からない。

比較：

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
ブラジル	4.5	5.0	3.5	4.0	3.0	4.0	4.0	3.0	4.0	3.5	5.0	4.0	4.0	5.0
クロアチア	3.0	3.5	4.0	4.0	4.0	4.5	4.0	3.0	4.0	3.0	3.5	3.5	5.0	3.0
日本	4.5	2.0	3.5	3.5	4.0	3.0	2.5	4.0	4.5	4.5	3.0	3.0	2.0	2.0
オーストラリア	3.5	3.5	2.5	2.0	2.0〜4.0	2.0〜4.0	2.5	3.5	2.0	3.0	3.0	3.5	5.0	2.0

• 攻撃力：相手の守備組織を破壊する力
• 得点力：ゴールを決める力
• 守備力：相手の攻撃を防ぎ止め、マイボールにする力
• 失点阻止力：シュートを最終的に防ぐ力
• 組織力：連携プレイの良さ及び攻守両面に選手が動く度合い
• チーム完成度：チームでバランスよく選手が配置されていて、戦術的理解度が高い度合い
• 安定性：どんな時、条件でも力を発揮する度合い
• 采配力：試合中で適切な指示や選手交代が行われるか
• 精神力：苦境でも戦う姿勢を示せる度合い
• スタミナ：試合で長い時間走り回れる力
• テクニック：ボールを扱ううまさ
• 身体能力：身体の全般的能力。背の高さ、足の速さ、敏捷性、その他もろもろ
• 当たり強さ：フィジカルコンタクトを生かしたプレイのうまさ及び対応する力
• 選手層：サブの選手が揃っているか

日本の活躍の予想

Ｆ組グループリーグ

6月12日 15:00 オーストラリア 0 - 2 日本 (カイザースラウテルン)
前半はオーストラリアが強いプレスで日本を封じ込めるが、後半息切れして日本の猛攻を受ける。日本はサントスのフリーキックと小笠原のミドルの２得点で勝つって感じがいいなぁ。オーストラリアはプレスしっかりしてれば日本の攻撃を抑えられるとは思うが、それを前後半９０分続けるのは無理。スタミナ切れた後は後半４バックにして攻撃的にしてくる日本を防ぐのは厳しい。オーストラリアは引き篭もってカウンターで先制できれば勝つチャンスはある。
6月13日 21:00 ブラジル 3 - 1 クロアチア (ベルリン)
クロアチアはカウンターから先制するが、ブラジルの猛攻撃に３失点を喫して敗北って感じかな。ブラジルはアドリアーノ、ロナウジーニョ、カカとクロアチアのフィジカルに負けない攻撃的選手揃ってるし、クロアチアの守備は固いとは言えきつい。
6月18日 15:00 日本 1 - 0 クロアチア (ニュルンベルク)
クロアチアのプレスに苦しむ日本。クロアチアはカウンターで攻撃に凄みを見せるもののゴールには至らない。スタミナが切れプレスが弱くなると、次第に中田がきちんと攻撃を組み立てるようになって、中村のスルーパスに大黒が反応してゴールで勝つ。そんなふうになればいいな。両者にとって厳しい試合になるだろう。クロアチアに少し分があるが、ほぼ互角。日本はクロアチアのサイド攻撃をうまく抑えられるかが鍵。クロアチアは中田、中村をマンマークに近い形で抑えればかなり効果的だろうけど、中村はまだしも中田を抑えて、前目でボールを奪取するのは難しいかな。
6月18日 18:00 ブラジル 2 - 0 オーストラリア (ミュンヘン)
終始優位に立つブラジルが２点先制。オーストラリアは後半ブラジルを脅かすが得点に至らず。オーストラリアが本気のブラジルに勝つのは難しい。
6月22日 21:00 日本 1 - 2 ブラジル (ドルトムント)
お互い２勝で気の抜けた試合になるんだろうが、日本はいつも真剣にやるし、ブラジルもジーコに敬意を払ってフルメンバーで来るかも。
6月22日 21:00 クロアチア 1 - 1 オーストラリア (シュツットガルト)
グループリーグ敗退が決まっている両者の試合は１−１でドロー。

Ｆ組	勝	分	負	勝点	得失点差
１ ブラジル	3	0	0	9	+5
２ 日本	2	0	1	6	+2
３ クロアチア	0	1	2	1	-3
４ オーストラリア	0	1	2	1	-3

日本が２勝１敗という大胆な予想だけど、なんとなく日本が突破する確率が高い気がする。クロアチアは南米系のチームに相性良くない感じもする。親善試合でアルゼンチンに勝ってはいるけど、欧州国に弱いアルゼンチンに終始押されまくった上で少ないチャンスで勝っただけだし。クロアチア対オーストラリアはクロアチアがかなり優位だけど、当たり合戦になってぐだぐだでドローの可能性も高いんじゃないのかな。オーストラリアは守備の穴があるため決勝トーナメントに進むのはほぼ無理。日本は守備は弱い方だが、なんとかそこそこ守りきれちゃったりするんで、決定力次第だけど勝ちを積み重ねられると思う。

決勝トーナメント

決勝１回戦
6月26日 17:00 イタリア 1 - 0 日本 (カイザースラウテルン)
イタリアの固い守りに中田をしっかりマークされてどうにもできず、日本は先制されて負ける。Ｅ組候補はチェコ、アメリカもあるけど、１位抜けしそうなのはイタリアだな。２位はチェコ。日本はチェコが一番相性はいいけど、実際この３カ国に勝つのは難しい。どこも守備がしっかりしてるし、イタリアのカテナチオ、チェコの堅い組織、アメリカの効率的なプレスサッカー、どれも辛すぎる。

各グループの分析

Ａ組［ドイツ、ポーランド、コスタリカ、エクアドル］

　ドイツの１強。強い当たりをベースにした守備に審判が味方したらそうそう負けない。２位はポーランドかコスタリカってところか。エクアドルはホームじゃないとめちゃくちゃ弱い。コスタリカが抜けて欲しいところだが、欧州の大会だしポーランドが２位に来ると思う。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
ドイツ	3.5	3.5	3.5	4.5	3.5	3.0	3.0	3.0	4.5	4.0	3.5	3.5	5.0	3.5
ポーランド	3.0	2.5	4.0	3.5	4.0	3.5	3.5	3.5	3.0	3.0	3.0	3.0	4.0	2.5
コスタリカ	3.0	2.5	3.0	3.0	3.0	3.5	3.5	3.5	3.0	2.5	3.5	4.0	3.0	2.0
エクアドル	2.5	2.0	2.5	2.5	2.5	2.5	2.0	3.0	2.5	3.5	3.5	4.0	3.5	2.0

Ｂ組［イングランド、スウェーデン、トリニダードトバゴ、パラグアイ］

イングランドとスウェーデンの２強。ルーニーは怪我で無理だが、今は黄金期とも言える陣容のイングランドが優位に立ってる。スウェーデンは取りこぼしのない安定した試合運びできるし、グループリーグ敗退はないだろう。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
イングランド	3.5	4.0	5.0	3.5	4.0	4.5	3.5	4.0	3.5	3.5	4.0	4.0	5.0	4.0
スウェーデン	4.0	3.0	4.5	4.0	4.5	4.5	4.0	3.5	4.0	3.5	3.5	3.5	5.0	3.5
トリニダードトバゴ	2.5	2.5	2.0	2.0	3.0	3.0	2.5	3.0	3.0	3.0	3.5	3.5	2.5	1.5
パラグアイ	3.5	2.0	4.0	3.5	3.5	3.5	2.5	3.0	3.0	3.5	3.5	3.5	4.5	2.5

Ｃ組［オランダ、アルゼンチン、コートジボアール、セルビア・モンテネグロ］

　Ｃ組はアルゼンチン、オランダが安泰。身体能力高いコートジボアール確かに強いが、テクニックとフィジカルのバランスがいいアルゼンチンや攻撃力の厚みがあるオランダには勝てるところまではいかない。セルビアはＷ杯欧州予選では固い守備を見せたけど、アルゼンチンにはころっとやられるだろうな。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
オランダ	4.5	4.5	4.0	4.0	3.5	4.5	5.0	4.0	3.5	3.0	4.5	4.5	4.5	4.5
アルゼンチン	4.0	4.0	4.0	3.5	3.5	4.0	3.5	3.5	3.5	3.5	4.5	3.5	4.5	4.5
コートジボアール	3.0	4.0	3.5	3.0	3.5	3.5	3.0	3.0	3.5	3.0	3.5	4.5	3.0	2.5
セルビア・モンテネグロ	3.0	3.5	5.0	4.0	4.5	4.5	4.0	3.0	4.5	3.5	4.0	3.5	5.0	3.5

Ｄ組［メキシコ、ポルトガル、イラン、アンゴラ］

　メキシコは細かいパス回しでポルトガルでさえ翻弄しそう。ポルトガルはイラン、アンゴラには負けることはないだろう。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
メキシコ	4.5	3.0	3.5	3.0	4.5	4.5	4.0	3.5	3.5	4.0	4.0	4.0	3.5	3.5
ポルトガル	4.0	3.5	4.0	3.5	4.0	4.5	4.0	4.0	3.0	3.0	4.0	3.5	4.0	4.0
イラン	3.5	2.5	4.0	3.0	3.0	3.5	3.5	3.5	4.5	3.5	3.0	3.5	4.0	2.5
アンゴラ	2.0	3.0	2.5	2.0	2.5	2.5	2.5	2.5	2.5	2.5	3.0	4.0	3.0	2.0

Ｅ組［イタリア、チェコ、アメリカ、ガーナ］

　この組はまさに死のグループ。イタリア、アメリカ、チェコどれも守備が堅くお互いの試合は１点勝負になる。引き分けも多そう。ガーナも手強いし、なかなか簡単には勝ち点を取れるわけではない。ただ、アメリカの合理的なサッカーも欧州の国の組織的なサッカーに手馴れているイタリア、チェコにはあまり効果なさそうだし、アメリカがグループリーグ突破する確率は高くはない。総合的な力が反映されて、イタリア、チェコが抜けると思う。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
イタリア	3.5	4.5	4.5	5.0	4.5	3.5	3.0	4.0	4.5	3.5	4.0	3.5	5.0	4.5
チェコ	4.0	3.5	4.0	3.5	4.5	4.5	4.0	3.5	5.0	4.0	4.0	4.0	4.5	4.0
アメリカ	3.5	2.5	4.0	3.0	5.0	5.0	4.5	4.0	3.0	4.0	3.0	4.0	5.0	3.5
ガーナ	3.5	3.5	3.5	3.5	3.5	3.0	3.0	3.5	3.0	3.0	4.0	4.0	3.0	3.0

Ｆ組［ブラジル、クロアチア、日本、オーストラリア］

　この組もＥ組程ではないがかなり厳しいグループ。明らかに弱い国がない。ブラジルが抜けるのは確実で、残り１枠を３カ国が狙うが、やはり、クロアチアに分がある。日本は本番のでの勝負強さが発揮されればグループリーグ突破するだろう。オーストラリアはヒディンクがどれだけ組織を確立できるかに掛かってるが、時間はないし厳しい。

Ｇ組［フランス、スイス、トーゴ、韓国］

　フランスが優位だが、フランスは以前と比べかなり力が落ちてそれほど安泰というわけでもない。残り３カ国が残り１枠を狙う感じでどこが突破するか予想は難しい。FIFA会長の出身国のスイスはある意味不気味。前回大会躍進した韓国は今回は審判問題で標的にされてかなり厳しい状況に置かれて結果は残せないだろう。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
フランス	4.0	4.5	3.5	3.0	3.0	2.0	2.0	2.0	3.0	3.0	4.5	4.5	4.5	4.5
スイス	4.0	3.0	3.5	3.5	3.0	3.0	3.5	3.5	3.5	5.0	3.5	4.0	4.5	3.0
韓国	3.0	3.0	4.0	3.0	3.0	3.0	2.5	3.0	3.5	4.5	3.0	3.5	4.5	2.0
トーゴ	2.5	3.5	2.0	2.0	2.0	2.0	2.0	3.5	2.5	3.0	3.5	4.0	3.0	2.0

Ｈ組［スペイン、チュニジア、ウクライナ、サウジアラビア］

　スペインが抜けている。２番手にウクライナ、チュニジア。サウジアラビアは厳しいだろう。ウクライナはエースチェフシェンコがいるとは言え、戦力はそれほど揃っていず、身体能力高い選手が組織的に行動するチュニジアには苦しめられるだろう。サウジアラビアにもチャンスはないわけではなく、世界クラブ選手権で見せた強さを見せれば突破も可能。

国	攻撃力	得点力	守備力	失点阻止力	組織力	チーム完成度	安定性	采配力	精神力	スタミナ	テクニック	身体能力	当たり強さ	選手層
スペイン	4.5	2.5	3.5	3.5	4.5	3.5	3.5	3.0	3.5	3.5	4.0	3.5	3.5	4.0
チュニジア	3.5	2.5	2.5	2.5	4.0	4.0	3.5	4.5	3.0	4.0	3.5	4.5	3.0	2.5
ウクライナ	3.0	4.0	4.0	3.5	4.0	4.5	4.0	3.5	3.5	3.0	3.0	3.0	4.5	2.5
サウジアラビア	2.5	2.0	3.5	2.5	3.5	4.0	2.5	2.5	2.0	2.5	3.5	3.5	2.5	2.0

決勝トーナメント結果予想

［Ａ組１位ドイツ　　　］━━┓
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓
［Ｂ組２位スウェーデン］──┘　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓
［Ｃ組１位オランダ　　］━━┓　　┃　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　┃
［Ｄ組２位ポルトガル　］──┘　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓［２位　オランダ］
［Ｅ組１位イタリア　　］━━┓　　　　　│　　│
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　│　　│
［Ｆ組２位日本　　　　］──┘　　┃　　│　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　│
［Ｇ組１位フランス　　］━━┓　　│　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　　　　│
［Ｈ組２位チュニジア　］──┘　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━［優勝　ブラジル］
［Ｂ組１位イングランド］━━┓　　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　　　　┃
［Ａ組２位ポーランド　］──┘　　┃　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　┃
［Ｄ組１位メキシコ　　］──┐　　│　　│　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛　　│　　┃
［Ｃ組２位アルゼンチン］━━┛　　　　　│　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛
［Ｆ組１位ブラジル　　］━━┓　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┓　　┃
［Ｅ組２位チェコ　　　］──┘　　┃　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛
［Ｈ組１位スペイン　　］━━┓　　│
　　　　　　　　　　　　　　┣━━┛
［Ｇ組２位トーゴ　　　］──┘


［３位決定戦］
　　［　　　イタリア　　］──┐
　　　　　　　　　　　　　　　┣━━［３位　イングランド］
　　［４位　イングランド］━━┛　

ブラジルが優勝するだろうな。日本は２年連続１６強って感じか。

大会雑感

　優勝は穴のないブラジルが堅い。開催国のドイツは４強に行けるかどうかというところだろう。優勝候補は戦力の充実しているイングランド、久しぶりにＷ杯に出場したオランダだと思う。アルゼンチンは選手を思い切って変えて来ているため、大躍進するかもしれない。今回最後となるジダンを擁するフランスも選手は充実しているため怖いし、セリエＡが疑惑で揺れているイタリアも戦力的には前回より落ちてはいるが十分優勝は狙える力はある。

　日本は難しいグループに入ってしまったが、１枠をブラジルを除くクロアチア、オーストラリアと争うことになるが、案外、楽にグループリーグ突破できそうな気もする。

最後に

　とりあえず、日本は１６強まで進んでくれ。１６強まで行ったら負けること。チェコとかイタリアとかに勝つのは良くない。