- Angband
日本語版がかなり充実していて NetHack よりは人気があるみたいです。アイテムやモンスターが豊富、そしてなりよりも Variant (変種)がたくさんあります。
- [ZAngband]
新しいバージョンは広域マップがなくなった。今のところフィールドはモンスターがあまりいなくてさびしい。って、たくさんいたら怖いけど。
でも、フィールドで会うのって結構強いモンスターばっかだし、序盤で遭遇したらテレポートできなくちゃ瞬殺。
フィールドは階段ないし、端での切り替えもできないので遠くに逃げるか町に駆け込むかしないとだめというわけで、厳しいのだ。
でも、ヒューマノイド系だと扉開けるし町の中も安全ではない。町の中にいるときはモンスターが外で生成されないのが救いかな。
固定クエストも2つを除いてなくなった。だからって、ランダムクエスト増やすと序盤厳しいという厳しい状況。
二階で Zog やら Baby Dragon やら Dark Elf やらがクエストモンスターになったら、怖くて潜れない。
私は Mage でばっかやっているけど、Magic Missile ばっか使ってる。攻撃下手だし、Strength 低くて肉弾戦できる防具をそろえるのも難しく、大抵 10階前後で死ぬ。
scroll of teleport があればそんなに死なないと思うけど、よく踏ん張って死んだりする。
- オリジナル1 : ZAngband Home Page(ソース)
- オリジナル2 : Zelazny Angband - ZAngband
- 日本語版 : Zangband 日本語版HQ
- [PernAngband]
「パーンの竜騎士」よりは「指輪物語」の内容が充実しているっぽい。死体を食ったり、加工したり、アイテム作ったりとかなり機能が加わってる。
いろいろな面でハチャメチャなゲームらしい。
Zangband に比べ、浅い階でも + 付きアイテムが結構出る。scroll of identify を大量に持っていく必要があるかも。
特に矢や弾系統でいいアイテムが見つかると売ればと一躍金持ちになったり。と言う感じで、金は溜まり易く早くからいい装備で固められる。
ゲーム開始直後でも町で住人殺したり、死体を売ったりすれば結構金が出来る。ドワーフやエルフの仲間が出て住民の大量虐殺をすると 2000 くらいは楽に手に入る。
町のユニークキャラもその系統で殺せたりもする。
私は mage ばっかでやっているが、Shadow だと序盤 dark な効果が聞かないモンスター相手にかなりピンチに陥る。集団で出てくるオークが該当するので結構厳しい。
それに比べれば Magery は楽。Magic Missile、Lightning Bolt、Frost Bolt とあまりマナを消費しない多彩な攻撃法があるし。Meditation が使えるようになると呪文が使いまくれるようになって、結構楽になるけどそれでいいのか。
Shadow だと Absorb Light が該当するのかな。
runecrafter は結構つらい。始めはレベルが上がってもダメージが増えない Fire Bolt しか使えないし、一方で mage より戦闘力がなく射撃もだめ。
序盤町で金稼いでブラックマーケットでルーン揃えるしかないのかも。それか3,4階くらいで粘って基本的なルーンをなんとか揃えるか。
というかふつうの店でルーンを手に入るようにして欲しいところ。他のは4冊まで店で安く買えるのに。やっぱ攻撃系 wand に頼らないといけないのかな。
あるレベルまで乗り越えれば多彩な魔法使えて弱点がなくなるのかも。他の魔法使い系統はレベルが上がれば魔法の効果が上がるけど、runecrafter は消費マナを増やさないとダメというのが厳しい。
ちなみに、マナは 1, 6, 13 と上げていく。6 は 1 の2倍程度の効果しかないのがちょっと嫌だ。5 は 1 と同じだし(^^;
runecrafter メモ
- 利点 : 多彩な効果の攻撃魔法を使えるし、特殊効果がついてもマナ消費量は同じ。
- 欠点 : レベルアップごとに攻撃魔法の攻撃力は上がらない?マナを掛ける必要がある。
- マナ消費量 : 1(2d7),、6(3d11)、13(4d14?)、…… 離散的になっているけど中間の値は魔法のパワーが上がるかもしれないがマナの無駄になるっぽい。
- Fire + Arrow : ファイアーボルト。 FIRE ダメージ。
- Fire + Self : 自分に炎攻撃(--;
- Gravity + Arrow : グラビティーボルト。GRAVITY ダメージ& teleport away。かなり強力で一対一の戦闘では無敵になれる。なんかマナ1でも OK だしいいのか。
- Gravity + Self : teleport と同じ。マナ1だと phase door ぐらいしか飛べない。
- runestone : マナの消費量が 3/4 に減少。1 なやつは 0 になる(^^; ただし、runestone に魔法書き込むときは使用するルーンは消滅するので注意。
- まだ実装途上っぽいのでバージョンが変わるごとに変化がいろいろありそう。使わないのがベターなのかも。
私の序盤の攻略法としては、scroll of phase door、scroll of teleport は5つ以上常備。照明はランタンに変え、油を5つ以上。食料は10くらい。最低限の装備を整えてからダンジョンに入る。
Zangband に比べ序盤は能力値を下げられることはほとんどないみたいなので、安易にモンスターに突っ込んでもいいらしい。後は、変なユニークモンスターに会わなければ10階くらいは行けるかも。
confuse、blind、光なしの状態になると scroll of teleport が使えなくなるのでその対策もある程度必要なのかな。後は、ring of protection 2つと amulet of the serpents だっけを持てば10階くらいでは死ななくなる。
後、PernAngband は Zangband よりはソースに安定感が欠けているというか ACCESS VIORATION 系バグがあったりするので頻繁なセーブが必須らしい。Nethack みたく落ちてもツールで復活ということはできないし。
Angband って多彩なアイテムが手に入る割には、ダンジョン固定でないからアイテムは家にストックするしかないし、デフォルトでは 24 個までしか置けない。
PernAngband では lib/edit/st_info.txt の Home の W:24 の 24 を増やせばいいんだけど、オリジナルは最大 24 ってハードコーディングしてるからだめ。
また、手持ちのアイテムの数も少なくて、こっちは 23 個まで。一画面に表示できるだけという感じ。
装備すると 23 個に入らないからいいけど、魔法使いは魔法書持たないといけないし、基本的なアイテムの場所もあるから、ダンジョンのアイテムはあまり拾えない。
Nethack は a〜z と A〜Z とで計52個なのに。また、bag にはたぶんいくらでも入れられるから上限はほぼ重さだけ。Nethack は Stressed いく直前ぐらいでアイテム貯蔵用のベースキャンプ(Elbereth で囲った祭壇のある部屋。SLASH'EM だと宝箱を置く)に戻るって感じなのに。
だから Angband でも bag があったら面白いのになぁ。けど、Angband は recall があるからバランス的にもしようがないのかも。
- オリジナル : PernAngband(ソース)
- 日本語版 : 日本語版PernAngbandのページ
- [hengband]
日本語版をやるならこれという決定版。新職業が充実しているというのが特徴かな。日本人向けのネタが満載らしい。
- オリジナル(日本語版) : 変愚蛮怒
- [コンパイル]
Angband は src/ 以下にソースがまとまっていて結構扱いやすい。変種が多いのもそのためかな。
Windows 版は Borland C Compiler 5.5.1 を取ってきて PATH と 〜.cfg を設定して、後は、make -f makefile.bcc install すればほぼOK。
configure がないからすごくはやくコンパイルできる。