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圧縮ファイル

 圧縮ファイルとは単にファイルを圧縮したファイルである。ただ、機能的にはそれでは足りなく、ファイルをまとめて圧縮してくれる ものがあり、それを書庫ファイルという。カタカナでアーカイブファイルと呼び、圧縮ファイルのカタカナ言葉であるコンプレスファイルよりは 一般的でよく使われている。

 圧縮ファイルには数え切れないほどたくさんあるのはいうまでもない。たくさんあるということは、そのたくさんあるファイルファイルごとに 対応ソフトがあるというわけで、またまた大変である。実際、ソフトを開発する方にとっても大変だが、利用する方にとっても大変である。 しかし、世の中には主流の圧縮ファイルというものがあってそれだけ知っていればよい。 代表的なものをあげるとすれば、

である。

 実は、上以外のアーカイブファイル・圧縮ファイルはほぼ無視してよいというのが現状である。上以外のアーカイブファイルで 公開しているソフトなんかがあったら、作者に文句が言えるような状況というわけ。lzh や zip は DOS 時代からの主流のアーカイブファイル であるが、最近の高速&大メモリ仕様のコンピュータの普及により、次第に時代遅れになりつつあるといえる。しかし、アーカイブファイルは 普及率、安全性が重視されるため、なかなか、高圧縮、高機能(例えば、マルチボリューム)のアーカイブファイルに移行する気配が ぜんぜんない。一方、マイナー系のアーカイブファイルはファイルの仕様や圧縮展開ソフトに安全性に問題があるとか欠陥がある といったことがあるようなので、なかなか初心者には手に出せるものではない。圧縮ファイルマニアであれば、 act.by.net で列挙されているマイナーなアーカイブファイルで遊んだり、実際、 運用したりしているかもしれない。

 Windows の世界では圧縮ファイル対応のソフトは主に3種類ある。圧縮展開専用のコマンドラインツール、圧縮展開専用の GUI ソフト、 圧縮展開もできる総合ソフトである。コマンドラインツールは何かと不便であるが、自動的に、もしくは、連続的に処理を行うときは 便利である。また、ファイラーと組み合わせるとかなり使いやすくなる。専用 GUI ソフトは、初心者向きに作られているのが基本で、 ベテランユーザーにも対応しているが、手っ取り早く圧縮ファイルを使用するのに優れている。総合ソフトは、作者の趣向というか 使い方によりいろいろ使い勝手が決まってくるが、基本的に慣れていくと総合ソフトが一番便利だということが分かってくるかと思う。

 圧縮ファイルを扱う事例をいくつかあげてみよう。圧縮ファイルを指定ディレクトリに展開する。圧縮ファイルの中身を覗く。 指定ファイルを圧縮ファイルに圧縮する。指定ディレクトリ以下を圧縮ファイルに圧縮する。圧縮ファイルの中にファイルを 実行したり、別のアプリに渡す。後は、圧縮ファイルの作り方のオプション指定など補助的なものがあるが、この3つでほぼ 終わっている。この3つをいかに統合するかが対応ソフトのインターフェースの作り如何により決まってくる。シェルに統合された 機能を使うような場合(つまり、Windows のエクスプローラーから操作する場合)、統合の仕方が難しいと言える。

 これらすべてをもっとも機能的に行うのが、圧縮ファイル対応ファイラーである。特にキーボード志向ファイラー(キーボード操作を 主体に行うファイラー)が、慣れれば一番と言える。具体的に言うとこういう風になる。 圧縮ファイルを展開したいときは、「U」を押し、展開ディレクトリを指定するダイアログが出てくるのでそのディレクトリを指定してから 展開する。 圧縮ファイルの内容を見たいときは、圧縮ファイルを選択、「ENTER」 を押すと、ファイラー上で圧縮ファイルがディレクトリ構造 として扱われ、中のファイルを画像ビュアーやテキストビュアーなどで閲覧する。 圧縮ファイルを展開したいときは、指定ファイルやディレクトリをマークし、「P」を押すと圧縮ファイル名を指定するダイアログが 出てくるのでファイル名を指定して圧縮する。 これ以外の操作はほとんどすることはないだろう。

 なんかいまいち。

執筆開始 : 2000.07.19 執筆終了 : ----.--.--


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